大阪姉妹殺害事件

2014.12.16.Tue.08:23
2005年11月17日午前2時半頃、飲食店での仕事を終えて帰宅した姉(当時27歳)がドアを開けた瞬間、背後からナイフで突き刺され、片足のズボンと下着を脱がされて強姦された。
その約10分後には妹(当時19歳)が帰宅し、妹も同じようにナイフで胸を突き刺され、姉のすぐ横で強姦された。

犯人はベランダで煙草を吸った後、横たわる姉妹にナイフを立ててとどめを刺し、現金5000円や小銭入れ、貯金箱などを奪って室内に放火し、逃走した。

その後2人は病院に運ばれたが、搬送先で間もなく死亡した。

12月5日、大阪府警は建造物侵入容疑でXを逮捕する。
12月19日には強盗殺人容疑で再逮捕した。加害者の供述通り、犯行現場マンションから約400メートル離れた神社の敷地内の倉庫で、凶器の刃渡り12センチのナイフが発見された。

―母親殺人―
犯人のXは、少年時代に母親を殺害していた事がメディアに取り上げられ、加熱報道される。

2000年7月29日、X(当時16歳)は、中学卒業後まもなく山口県市内の自宅アパートで、金属バットを使って母親を殺している。

取り調べの際、大阪地検の検事に「返り血を流すためシャワーを浴びたら、射精していたことに気づいた」と供述している。

2000年9月、中等少年院送致の保護処分を受ける。
2003年10月、仮退院し、2004年3月に本退院。

退院の際、担当の精神科医師は「Xが法律を守ろうとはそんなに思っていない」と話しており、更生に疑問を抱いた意見を提示していた。

―死刑を望む犯人―
2006年12月13日、大阪地裁で死刑の判決が下された。判決文が読まれた瞬間、加害者はまっすぐ前を見据えたまま、微動だにしなかった。

警察の調べに対し、Xは
「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」
「誰でもいいから殺そうと思った」
と供述している。

また、弁護士には「ふらっと買い物に行くように、ふらっと人を殺しに行ったのです」と話している。

加害者は自分の存在について、
「何のために生まれてきたのか、答えが見つからない。人を殺すため。もっとしっくりくる答えがあるのだろうか。ばく然と人を殺したい」
と弁護人が差し入れたノートに記している。

2006年12月26日、「控訴する考えはない」と弁護人に話していたが、弁護人権限で控訴される。本人は接見中「生まれてこない方がよかった」などと話していた。

2007年5月31日、加害者本人が控訴を取り下げ、死刑が確定した。
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