デヴィッド・ハーカー

2014.09.09.Tue.07:34
1999年2月8日午後7時頃、デヴィッド・ハーカー(当時24歳)は、イギリス北部の小さな町ダーリントンの自宅で食事をしていた。その日のメニューは『子供を4人を生んだジュリー・パターソン(当時34歳)のパスタおろしチーズ添え』であった。
彼はこの料理があまりにも美味かったことを友人たちに自慢したが、この辺りでは、頭に「外道」「キチガイ」などと刺青をしている「ハッタリのハリー」は、悪趣味のイタズラ男で有名だったため、誰もその言葉を信じる者はいなかった。

それから一週間後、ジュリー・パターソンの同棲相手が彼女を行方不明者として警察に届け出る。

警察は既にこの人食の情報を入手していたため、ジュリー殺しの容疑でハーカーの家を捜索すると、中庭でバラバラに切断された人間の体が入ったゴミ袋が見つかった。乳房は二つとも切り落とされていた。

ハーカーは、公判の中で女性を殺した理由を聞かれると
「マンネリな性生活に刺激を求めて、首を絞めてみたら意外と良かったので、ついつい絞め過ぎて殺してしまった」
と供述している。

なぜ食べたのかという質問に対しては、
「バラバラにしなきゃ屍体はゴミ袋に入らなかったんだ。ナイフとノコギリでバラしたんだけど、太腿の肉がきれいなもんで食べてみようと思った。皮はちゃんと剥がして、付け合せはパスタとチーズしかなかったんで、肉をバター焼きにして添えたんだ。」

検事はこんな質問もしている。
「あなたは『羊たちの沈黙』は観ましたか?あれにも人喰いが出て来ますが、あなたはあれを真似したんじゃありませんか?」

「俺のような男は映画の真似はしない。映画が俺たちの真似をするんだ。」
ハーカーは憮然として答えている。

1999年2月8日に行われた裁判でデヴィッド・ハーカーに無期懲役という判決が下された。

2006年5月、ダーリントンの警察は、この事件の調査を完了するため、刑務所に服役中のハーカーを訪れ、まだ見つからない死体の一部について質問したが、行方はわからなかった。

2008年2月、警察犬担当の署員が、事件当時に行方不明者の胴体を発見したと報告していたという事実が新たに出てきたが、彼女の胴体かどうかはまだ特定されていない。
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