名古屋アベック殺人事件

2014.09.10.Wed.07:39
以下の登場人物を仮名とする

―金取ゲーム―
1988年2月23日夜、大高緑地公園の駐車場に車を停車していた理容師(男性・当時19歳)と理容師見習い(女性・当時20歳)が、突然2台の車に進路を塞がれた。
進路を塞いだ車に乗っていたのは、とび職秋山(当時19歳)、唯一の成人近藤(当時20歳)、とび職澤村(当時17歳)、無職中谷(当時18歳)、無職えみ子(当時17歳)、無職さえ子(当時17歳)の6人であった。

彼らは、「バッカン」と称されるアベックをターゲットにした金品の略取を日常的に行っていた。

この日は、名古屋市港区の金城埠頭で2台の車を襲い、8万6000円余りを奪っていた。さらに次なるターゲットを見つけようと愛知県名古屋市緑区の大高緑地公園まで物色していたところ、車に乗っている理容師のカップルを発見し、獲物にしたのだった。

まず6人は運転席に回り、窓ガラスを力一杯に木刀や鉄パイプで殴り付け、理容師を引きずり出した。理容師が「何ですか」と言うと、澤村は「金を出せ」と言って木刀で同人の頭部を力一杯殴打した。理容師は悲鳴を上げ頭を両手で押さえ、その場に血を流して座り込んだ。

「金を出せ」などと因縁をつけ、全身をめった打ちに殴打しながら、一方では車の窓ガラス、テールランプ、前照灯、ボンネットなども叩き壊した。

理容師が気を失うと、えみ子とさえ子はシンナーを入れたビニール袋で、助手席にいた理容師見習いの頭部を殴打する。ビニール袋が破れると、因縁をつけて女性の髪の毛を引っぱり車から連れ出し、ハイヒールで何回も蹴り付けた。

怯えて全く無抵抗の状態だった理容師見習いは「裸になれ」と言われ、上半身の衣服を脱がさせれ、両腕を木刀で殴り付けられた。

―レイプ―
暴行・脅迫を加えて30分ほどした午前5時頃、「この女、輪姦(まわ)しちゃろか」と言った澤村と中谷は、駐車場から50メートルほど離れた藪の中に理容師見習いを引きずり込み、輪姦した。

全裸にされた女性が次々とレイプされている傍らで、秋山は狂ったように車を破壊し、えみ子とさえ子が車から現金1万1553円と櫛やぬいぐるみを奪っていた。

女性を振り回してその場に転倒させると、肩、腹、背中、乳房などにタバコの火を押し付けた。女性は泣きながら「熱い、やめて」と哀願したが、さえ子は背中にタバコの火を押し付けながら「ばかやろう、ぶりっこするんじゃない」と罵倒する。

澤村とえみ子は、ライターの火で理容師見習いの髪の毛を焼いた。さらに陰部にシンナーをかけタバコの火を腹部付近につけた。女性は放心状態であった。

凄惨なリンチを目の当たりにした理容師は「お願いです。彼女だけは助けてやって下さい」と懇願したが、秋山らは理容師の腹を蹴りあげ、黙らせる。壮絶なリンチは午前6時頃まで続いた。

「警察に行かれると困る」と考えた6人は2人を拉致する。午前7時30分頃、愛知県海部郡弥富町(現弥富市)のドライブインに車を停め、6人は今後の行動について話し合った。

リーダー格の秋山は「顔を見られている。警察に逮捕されるのは嫌だ。男(理容師)は怪我もひどいし殺そう。女はどこかに売り飛ばして、金にするか、出来なければ女も殺そう」と提案し、他の者たちも同意した。

午前9時40分頃、名古屋市内のホテルに赴いた。二人を部屋に入れ、澤村とえみ子が見張り、午後5時頃まで過ごした。ここで女性が再びレイプされる。

午後6時頃、被害者2人を連れて、犯行グループの内4人が名古屋市熱田区西野町一丁目の喫茶店に入る。秋山とさえ子は一連の犯行発覚を防ぐため、車両を洗車した。

―殺害遊戯―
24日午前3時頃、秋山は被害者2人に「今から送って行くから、目隠しさせてくれ」と偽わり、2人に目隠しをする。4人は秋山のアパートに立ち寄り、スコップを持ち出しビニールロープを購入して、愛知郡長久手町の卯塚公園墓地に向かった。

午前4時30分頃、秋山は理容師を下車させて正座させ「お前、今からどうなるか分かってるだろう」と、殺害することを宣告する。命乞いする理容師の両腕を縛り、首にビニールロープを二重に巻きつけ、ジワジワと締め付け「苦しいか」などと問いながら、20分以上もかけて絶命させた。

女性は理容師が殺害されている間、目隠しをされたままだった。口にはガムテープが6、7枚も貼り付けてある。観念したように静止していたが、理容師が絶命する瞬間、うなだれていた顔を一瞬上げたという。

秋山、澤村は理容師を殺害すると、遺体をトランクに積み込んだ。女性の殺害は、既に夜が明けていたため翌晩に延期となった。

24日午前11時過ぎ、金城埠頭に来た時、女性が「外に出たい」と言ったため、両手をほどき目隠しを外して下車させる。女性は隙を見て海へ飛び込み自殺を図ったが、阻止されて車に引き戻された。

女性は車中で「彼は殺されたの?」と泣きながら尋ねたが、「家の近くで降ろした」と嘘を言ってごまかす。

その後4人は女性を秋山のアパートに入れ、時間をつぶした。午後2時頃、男らは放心状態だった女性の乳房や陰部をイタズラしながらレイプする。

午後10時頃、4人は女性を連行して秋山のアパートを出発し、25日午前2時頃、三重県阿山郡大山田村(現伊賀市)の山中に到着した。

男3人で深さ約1メートル、縦横約1.5メートルの穴を掘り終え、近藤が穴に入って深さを確認した。車の中の女性は、目隠しされたまま涙を流していた。「最後にお兄ちゃんの顔を見せて下さい」と懇願したため、トランクの中の理容師の遺体と対面させる。

秋山は身元のバレる着衣から免許証やキャッシュカードなどを取り上げ、理容師の遺体をトランクから出し地面に置いた。

―第二の殺害遊戯―
午前3時頃、秋山は理容師見習いに「それじゃ殺ろうか」と、これから殺害することを宣告する。

理容師見習いは目隠しをした状態でパンティ1枚にされた。
「こんなことしても無駄よ、やがて警察に逮捕されるわ」
と叫ぶ。

理容師見習いの首にビニールロープを二重に巻き付け「準備完了」と言った。秋山の「引っ張れ」という合図で、鼻歌交じりに力一杯締め上げた。秋山は近藤に「綱引きだぜ、近藤も引っ張りや」と言いながらロープを引っ張り、近藤はタバコを吸いながら、笑ってこの様子を見ていた。

「一気に殺して」という女性の哀願を無視し、理容師同様すぐには殺さず、窒息死するまで30分以上もかけている。えみ子、さえ子は車中から、窓を開け閉めしながらこの光景を見物していた。

女性が完全に絶命すると、2人の死体は上記の穴に埋められた。
秋山と澤村が、まず理容師の死体を穴の中に投げ込んだ。続いてうつ伏せに倒れていた女性の死体から首を絞めたロープと目隠しをしたタオルを外し、理容師の死体の上に投げ込んだ。

秋山、近藤、澤村は死体に土をかぶせ、その上で飛び跳ねて土を固め、枯れ木や落ち葉をかぶせて、午前3時30分頃に現場を離れた。

名古屋市内に戻った5人は、市内の荒子川とその近くのごみ箱に、殺害に使ったロープ、理容師と理容師見習いの免許証や服などを捨てている。

―虐殺の果て―
2月27日、行方不明の届出があった理容師カップルの殺害に関係する目撃証言から、愛知県警は秋山らを逮捕する。

自供により、三重県阿山郡大山田村(現伊賀市)の山林から2人の遺体が発見された。遺体は頭を一部、土の中から露出させ、折り重なるように埋められていた。

1989年6月28日、名古屋地裁で秋山に死刑、近藤に懲役17年、澤村に無期懲役、中谷に懲役13年、えみ子・さえ子の2人に懲役5~10年の不定期刑の有罪判決が言い渡された。

秋山は「少年法があるから俺は絶対死刑にならない」と公言し、即日控訴する。

1996年12月16日、名古屋高裁は一審判決を破棄。秋山は「矯正の可能性がある」として無期懲役(後に確定)、近藤は懲役13年に減刑すると言い渡した。


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コメント
何故全員同じ目に合わさない 弁護士も同罪だろ
全員罪が軽すぎ。日本の司法はちゃんちゃらおかしい。政治家は仕事しろ屑。
No title
黄泉の力を持つ伝説の陰の軍団頭よりコメント
1989/6/28 名古屋地裁判決にて冷酷な悲惨殺人事件を犯した犯人達に対して、未成年時の犯罪事件が考慮された減刑の判決が下された事件です。現在 2015年9月4日時点では、リンチ殺人犯罪行為に加担した方々は、全て釈放されて社会に出て来ています。
構成されていると信じたいものです。
犯罪者諸君にメッセージ
今なら死刑になる事件だが、折角 助かった命を大切にする心掛けを抱き、過去の冷酷な山を反省して 社会貢献する気持ちで頑張って生き、地獄に行かない為に 誰かの人助けを心掛けて 少しでも善行の努力を自らしなさい。
見えない力が 地獄に連れて行く為に、冷酷な犯罪者諸君を近くで見ていると感じる。
回避するには 今からでも遅くないから、目の前の困っている人を救う努力を重ねなさい。
努力すれば奇跡が起きるかも知れない。
伝説の陰の軍団頭 黄泉から救済アドバイス
No title
こいつら地獄行き決定。
こんなに酷いことしといて1人しか死刑じゃないとかおかしい。
みんな死刑になればよかったのに。
少年法があるからみんななめてこんなに酷いことできるんだよ。
地祭や日便連の便護士は基地外が多い
※3
コイツらに更正の余地はないよ。謝罪も支払いもろくにしてないような連中。犯罪者とチンピラ弁護屋はどうしようもねーな。

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