西淀川区女児虐待死事件

2014.09.29.Mon.07:30
2009年4月7日、大阪府大阪市西淀川区の小学4年生の10歳Aちゃんが行方不明となり、親によって家出人捜索願が出された。大阪府警が捜査に乗り出した。
その後、Aちゃんの母親(当時34歳)と同居男性(当時38歳)および知人男性(当時41歳)の3人を任意で事情聴取すると、同居男性が「Aちゃんが家のベランダで死んだので、遺体を奈良県に埋めた」と供述した。

4月23日、奈良県奈良市の山中にある墓地で、供述通りAちゃんの遺体が見つかった。事情聴取を受けた3人は死体遺棄罪で逮捕された。

死亡したAちゃんは同居男性と母親から日常的な虐待を受けていたことが判明し、3月下旬以降は、Aちゃんはベランダに放置されることが日常的に行なわれていた。木刀やプラスチック製バットで殴打する、ドアに叩きつけるなどの虐待行為と、毎晩ベランダに締め出し、寒空のもと防寒・寝具なしで寝ることを強いた。

2009年3月中旬以降、Aちゃんは、硬く冷たい床にシート一枚という劣悪な環境下に連日さらされた。そのため異常な睡眠不足状態になった。死亡した日のAちゃんの服装は、肌着一枚の上に直接スウェットの上下に裸足という薄着で、外気温は9.6度という寒さだった。

しかも一日の食事は、残り物の白米で作った塩などの味付けの無いおにぎりひとつだけ、あるいはバナナ一本しか与えられず、栄養失調だった。水分は、一日に500mlしか飲むことができず、一日の必要量を大幅に下回わっている。またAちゃんは喘息を患っていたが、喘息の薬は一切与えられなかった。トイレに行きたくても行くことができず、毎日失禁する状態であった。

―命の火消える―
事情聴取を行なう検察官も「あまりにも強烈な虐待で、10歳の女の子が味わった苦しみは想像に余りある。」と言葉を失うほどの激しい虐待が連日続き、Aちゃんは衰弱し、立つこともできなくなってしまう。Aちゃんが衰弱死した夜も、殴打・平手打ち、正座の強要、ナイフによる恫喝、ベランダへの放置など苛烈な虐待が行なわれた。

2009年4月5日、虐待の末に衰弱死したAちゃんを、同居男性がベランダで発見する。死体の処理に困ったため、奈良県の山中に埋めた。

2009年5月13日、供述と押収された証拠によって、3人は死体遺棄罪で起訴され、6月10日にはAちゃん母親と同居男性は保護責任者遺棄致死罪で起訴された。罪状について検察は、2人の殺人罪での起訴を見送ったが、その理由として、2人がAちゃんをベランダに閉め出した後も毛布や食事を与えていたことから、殺意の認定が困難としたためである。

2009年5月21日から始まった裁判員制度の対象として保護責任者遺棄致死罪の刑事審理がなされた。

2010年7月21日、大阪地裁は母親に対しては、懲役8年6ヶ月の判決を下し、同居男性に対しては、懲役12年の判決を下した。
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仮面
私は母親である美奈子と拘置所で同じ部屋だった。美奈子は自分の子供をころしたのに偽善者みたいにしていてかわいそう母親を演じていた自分の子供を殺した男と手紙のやり取りして手紙を読む時は少女みたいに可愛かったが周りには生きていた時の聖香ちゃんの写真を見せていた
ミナの本当の心
母親ミナとは拘置所で生活していた、私はミナの本当の心を聞いてしまった

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